情報処理学会第 78 回全国大会 4G-06 加速度センサを用いた簡易ポインティングデバイスの作成と最適な操作方法の検討 大森慎也 三好 力 龍谷大学理工学部 1. はじめに コンピュータを操作する際、直感的な操作を可能にする操作方法として、入力機器にポインティングデバイスを使用している。 しかし、既存のポインティングデバイスは、並列作業を行うことが多い環境で使用できるものが少ない問題がある。 一例として、工事現場での使用を考えると、手袋着用の状態での作業が多く、触れるタイプのポインティングデバイスが使用しにくい問題と、空中での操作が必要な場面も想定されるため、物体上で操作するタイプも使用しにくい問題がある。 本論文では、工事現場等の並行作業環境下の使用を想定した、カーソル移動とクリックができる程度の簡易ポインティングデバイスを作成し、その操作性を評価・最適な操作法を検討する。